過払い金の調査をした方がいい場合
過払い金の調査をした方がいい場合
亡くなった親の借金が多そうなので、相続放棄をしようと考えている場合は注意が必要です。というのも、借金をしていた取引が、消費者金融やクレジットカードの場合、取引が長ければ、過払金が発生している可能性があるからです。
消費者金融やクレジットカードで7年以上お取引をされている場合、調査をすると、現在残っている借金が無くなるケースがあり、さらに過払金が戻ってくる可能性があります。取引が15年以上のように、長期の取引であれば、1社あたり100万円以上の過払金が発生しているケースもあります。
この調査をせずに相続放棄をした場合、後に過払金があったことが判明した場合であったとしても、相続放棄の取り消しをすることはできません。
亡くなった方がどこで借入れをしていたのかが全く分からないという場合は、相続人の立場で、個人情報の請求をすることにより、借入先等の情報を知ることができますので、相続放棄をする前に、チェックをすることが望ましいです。