戸籍謄本はどこまで必要?
戸籍謄本はどこまで必要?
銀行で預貯金の解約手続きをする際や、法務局で不動産の名義変更の相談をする際に、「古い戸籍が足りません」と言われることが多いと思います。
親が亡くなった場合、親の最後の除籍謄本と、子供の現在の戸籍謄本を集めれば大丈夫と思っている方が多いですが、それだけでは不十分です。
相続の名義変更手続きの際は、親の出生から死亡までのすべての戸籍が必要となります。親の出生からの戸籍が必要ですので、親が筆頭者となっている戸籍だけではなく、さらにその上の世代の戸籍を取る必要があります。戸籍が足らないと言われるほとんどのケースが生まれてから結婚するまでの戸籍がそろっていないというパターンです。
古い戸籍は、手書きで記載されていますので、非常に見づらく、一般の方が読み取りをするのはとても難しい作業となります。また、途中で転籍をしている場合は、さらに違う役所に郵送で戸籍を請求する必要がある等、とても手間がかかります。
途中まで戸籍を集めたが、さらに古い戸籍の取り方が分からない、という相談にも対応させて頂いておりますので、戸籍の収集でお悩みの方は、当事務所にご相談ください。